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東京五輪で日本と対戦のフランス、出場断念の可能性も? クラブの派遣拒否でムバッペら多数スターが不参加へ

U-24フランス代表を率いるシルヴァン・リポル監督が東京五輪に向けたチーム編成に苦労しているようだ。フランス『Le Parisien』が伝えた。

2019年のU-21欧州選手権でベスト4入りしたことで東京五輪の出場権を得たフランスは、本大会で日本、南アフリカ、メキシコと同組に。先月には50名のプレリストにパリ・サンジェルマン(PSG)のFWキリアン・ムバッペが入ったことなどが話題になった。

フランスはムバッペ以外にも、東京五輪に参加資格がある選手として、DFダヨ・ウパメカノ(バイエルン)やDFジュール・クンデ(セビージャ)、DFウェズレイ・フォファナ(レスター)、MFエドゥアルド・カマヴィンガ(レンヌ)、FWジョナタン・イコネ(リール)、FWウスマン・デンベレ(バルセロナ)といった欧州の強豪に在籍するヤングスターを抱える。全員が参加すれば間違いなく優勝候補筆頭の陣容だが、彼ら全員が現時点で不参加の見込みとのことだ。

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報道によれば、国内クラブではムバッペを擁するPSGを筆頭に、レンヌやリール、ニース、モナコなどが選手派遣を拒否。バイエルンやリヴァプール(イブラヒマ・コナテ)、RBライプツィヒ(クリストファー・エンクンク)といった海外クラブからも厳しい返答が出ている模様だ。ムバッペのみならず、クンデ、デンベレに関しては現在フル代表としてEURO2020に参加しており、もともと招集が現実的ではない。

五輪はワールドカップやEUROとは異なり、事実上クラブに選手派遣の義務はない。その状況下、18人の登録選手と4人のバックアッパーを6月30日までに提示する必要があるうえ、プレリストから選出しなければならないリポル監督は厳しい編成を強いられているようだ。最悪の場合には出場断念の可能性も示唆されている中、フランスはプレリスト外からの招集も認めてもらえるように働きかけている状況とのことだ。

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